不良率10%を0~3%にまで激減。熱風乾燥機の乾燥不足による樹脂成形品の不良率を改善

不良率10%を0~3%にまで激減。熱風乾燥機の乾燥不足による樹脂成形品の不良率を改善

乾燥不足による不良変化で考えられる原因

天気や湿度によって樹脂成形品の不良率変化にお困りの方は多いのではないでしょうか。気泡やシルバー(銀条)による外観不良の発⽣や加⽔分解による強度不⾜・衝撃性の低下は不良変化の要因として考えられます。
乾燥不⾜による⼨法誤差の発⽣は特に下記の材料で不良率が高くなることがあります。

乾燥不⾜による⼨法誤差が出やすい材料

  • PA(ポリアミド(ナイロン))
  • PET(ポリエチレンテレフタレート)
  • PBT(ポリブチレンテレフタレート)
  • PC(ポリカーボネート)
  • POM(ポリアセタール)
  • PMMP(アクリル)
  • LCP(液晶ポリマー)

お客様の悩みごと

熱風乾燥機では湿度・乾燥が厳密に管理できず、成形不良が10%近く発生していた

 

「これまでの樹脂成形品の乾燥には熱風乾燥機を使っていたが、天気や湿度によって成形品質が安定せず不良が発生してしまう」とご相談いただきました。

樹脂成形の品質を向上させ、不良率を改善するには湿度・乾燥を徹底管理する必要があると考え、ハーモの除湿乾燥機の導入を提案。結果、10%ほどあった不良率を0〜3%に激減させることができた事例をご紹介します。

また、自動車部品に多く使用されるPCやPBTなどの樹脂成形でも除湿乾燥機のニーズが高まっています。車載の樹脂成形品でお悩みの方にもオススメです。

悩み・課題のまとめ

  • 熱風乾燥機では乾燥にバラつきがあり、樹脂成形の品質が安定しない
  • PA(ポリアミド)を成形するとシルバーストリークの不良が出る
  • PBT(ポリブチレンテレフタレート)を成形すると割れ等の強度不足の不良が出る
  • PC(ポリカーボネート)を成形すると透明部分にくもりの不良が出る

導入後の効果

不良率が10%近くあったが、除湿乾燥ユニットの導入で、0%~3%にまで激減

熱風乾燥機では、天気や湿度などの外的な要因で乾燥度合いにバラつきがあり、シルバーストリークや強度不足、透明部分のくもりなどの不良が発生していました。除湿乾燥ユニットの徹底した湿度コントロールと乾燥により成形品質が安定。

その結果、10%近くあった不良率が0〜3%まで激減。
短時間で成形可能な水分量まで除湿乾燥することもでき、生産性向上にもつながりました。

解決・改善できたポイント

  • 熱風乾燥機から除湿乾燥機への切り替え
  • 除湿乾燥機の徹底した湿度コントロールと乾燥技術で成形品質を安定
  • 不良率を0〜3%にまで激減
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