射出成形業界において需要高まる袋包装|自動包装機のチューブ式について

射出成形業界において需要高まる袋包装|自動包装機のチューブ式について

弊社にて射出成形業界の顧客向けで自動包装機のPR動画を公開したところ2日間で数百のアクセスがありました。ここまでの反応はほかの商品にはないものでした。射出成形品の自動包装の需要または興味を示している顧客の数が急激に増えている証拠だと思います。

それと同時に射出成形品を取りだして包装することはもちろんのこと、弊社が総合射出成形機の周辺機器メーカーとして包装前後の検査やカウントなどの工程も含めて提案できるところに需要が高くなる要因があるかもしれません。

ハーモの自動包装機

ハーモ製品サイト|自動包装機|LMシリーズ|ogp (1)『自動包装機』の製品ページを見る

射出成形の基礎知識と課題解決については下記コンテンツをご覧ください。
射出成形とは|基礎知識と課題解決

このコンテンツの目次

 

包装方式の種類

包装方式には、「ピロータイプ方式」、「三方シール方式」など種類が多々ありますが、私たち株式会社ハーモの自動包装機では「チューブ方式」を採用しています。

チューブ方式の包装とは?

  1. 筒状の包装資材を用いて任意の長さを送る
  2. まず下シールをしてカンガルーの袋状にする
  3. 製品を入れ、最後に上シールをして包装する
シール方式はインパルスシール方式

熱溶着で瞬時に電流を流しニクロム線に熱を発生させて、加圧と冷却でシールするインパルスシール方式

チューブ方式タイプのメリット

  • 筒状の袋なので静電気により付着したホコリが入りにくい
  • 清潔に包装が可能
  • 製品包装前の包装資材の幅と梱包荷姿の袋幅が同じなので、コンパクト
  • 最小限の床専有面積で使える 

三方シール方式のデメリット

ちなみに、ポテトチップスの袋の様なピロー包装方式や即席ラーメンのスープの袋などの三方シール方式だと、製品に応じて機械自体が大型になってしまうデメリットがあります。

チューブ方式タイプの包装資材について

包装資材(チューブタイプ)についての概要と特長

  • 低密度ポリエチレンのLDPE
  • 「透明」「印刷帯部分のある1C(ワンカラー)」の2タイプが選択可能
  • 資材の幅:100mmから300mmまで
  • 厚みも含めて製品に合わせてお客様側が選択してロット購入
  • 長さ:コントローラ設定などで任意に決められる(幅の変更は不可)
  • 印字:熱転写方式のインクリボンでパソコンから印字内容を転送

 

包装資材のご紹介

「チューブフィルムタイプ」「カンガルータイプ」の2種類です。

包装資材チューブフィルムタイプ「LMTシリーズ 」

包装資材を下記3タイプから選択
  • 包装幅100~200㎜の200タイプ
  • 包装幅200~300㎜の300タイプ
  • プリンタ付きのP付きタイプ

包装機_チューブフィルムタイプ

LMTシリーズのメリット

  • 包装工程の途中で、切りやすくするためにミシン目を入れるため、簡単に手で袋を開くことが可能
  • 静電気により付着したホコリが入らず、清潔に包装が可能
  • シール部に製品を挟むことも少ない
  • とくに電子部品や精密部品の包装に最適

包装資材カンガルータイプ「LMCシリーズ」

  • 袋一枚一枚のおもて面は開封されています
  • 裏面はミシン目で上下の袋とつながっています
  • それをくるくると紙管(しかん)に巻きつけた構造です

包装機_カンガルータイプ

LMCシリーズが向いているケース

  • あらかじめ幅や長さの決まった袋を⼀定量購入して包装するので、長期間同じものを量産して袋詰めするには最適
  • 比較的安価なのもメリット

LMCシリーズが向いていないケース

  • 多品種・小ロットの生産
  • 幅や長さが頻繁に変わる
  • 上記の可能性がある場合は不向き

複数の製品に合わせて長さを変えたい場合は、LMT(チューブ方式)が最適です。

 

包装資材のご購入について

包装資材の交換はたった60秒で完了

包装資材の交換は簡単で、女性でもコツさえ覚えれば60秒で交換できます。

包装資材の購入を検討されるお客さまへ

今後ご購入を検討されるお客様は下記の内容をご確認ください。

形状に関する内容
  • 製品のサイズ
  • 製品の重量
  • 包装個数
ハーモがヒアリングさせていただく内容
  • 射出成形サイクルタイム
  • 設置はインラインかオフラインか
  • 前工程(カメラ検査、キャビ分け、パーツフィーダーなど)
  • 後工程(袋に水滴を入れて割れ防止する充填技法など)のありなし
  • カウントの仕方

主に以上の内容をヒアリングして、お客様の要望に合わせた最適な構成を行います。どうぞお気軽にご相談ください。

相談・問い合わせをする

 

改善事例|袋詰め工程の省人化と精度向上

自動包装機の導入で、樹脂成形品1万個の包装が40秒で可能に

「作業者が成形品の袋詰め工程に掛かりきりになってしまう状況。
数量カウントや、品質チェックも含めて自動化したい」とのご相談でした。

射出成形品の自動包装で、袋詰め工程の省人化と精度向上

改善方法(自動化)
  • 自動で梱包数量をカウントできる袋詰め装置を導入
  • 樹脂成形品投入用のリフターを設置し、高所にある投入ホッパーにも対応
  • 成形品のトレーサビリティを取るため、QRコード印刷対応のプリンタ付き仕様を導入
自動化の効果
  • 樹脂成形品1万個の包装を40秒で実現
  • 材付きっきりの作業者を他の工程に回す事ができた
  • 肉体的に大変な仕事は機械に任せることで作業者の負担無くなった

この改善事例の詳細

 

ハーモの自動包装機

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チューブフィルム包装機 LMシリーズ

チューブタイプの自動包装機で、静電気によって付着したホコリや人手が触れないため、樹脂成形品がクリーンなままお客様のもとへお届けできます。
QRコード印刷のプリンタ機能やパーツフィーダとの組合せなど、お客様の設備、機器レイアウトに応じて柔軟にカスタマイズが可能です。

製品ページは下記からご覧ください。

 

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形品の袋詰め作業は付きっ切りの作業になるため作業コストが大きい工程です。
袋詰め工程を自動化し、作業コストやホコリ等の混入を防ぎ品質を改善した事例をご紹介しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。

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